化学物質のオフテイカーを内蔵したオーストラリアのグリーン水素ハブが計画許可を取得
化学物質のオフテイカーを内蔵したオーストラリアのグリーン水素ハブが計画許可を取得
7月 1, 2024
による Leigh Collins

オーストラリアのニューサウスウェールズ州で、オフテイカーを組み込んだ55MWのグリーン水素プロジェクトが、州政府から計画許可を受けた。

2億760万豪ドル(1億3840万米ドル)をかけて建設されるハンターバレー水素ハブは、共同開発者のオリジン・エナジーのポートフォリオから得られる再生可能電力とリサイクル水を使用してグリーンH2を生産し、同じく共同開発者のオリカが肥料や爆薬の製造に利用する。生産量の一部は水素自動車の燃料補給にも利用できる。

グリーン水素は、ニューカッスル市の端にあるクーラガン島にあるオリカの現在の工場に直接パイプで送られ、アンモニアや硝酸アンモニウムの生産に使用される天然ガスを徐々に置き換えることになる。

オーストラリア最大の発電・公益事業会社の一つであるオリジン社は、ニューカッスル港からの輸出を可能にするために、最終的にプロジェクトを1GWに拡大することを計画しているが、ハイドロジェン・インサイト社は、これまでに最大60MWの電気分解能力にのみ計画許可が与えられていると理解している。

このプロジェクトはこれまでにオーストラリア政府から7,000万豪ドル、州政府から4,500万豪ドルの資金を受け取っており、20億豪ドル規模の水素ヘッドスタートプログラムに基づくさらなる連邦補助金の対象にも選ばれている(第1フェーズ55MW、第2フェーズ200MWの両方)。

「この施設は地域の水素産業の要となり、ニューサウスウェールズ州のクリーン技術とネットゼロへの移行を加速させるだろう」とニューサウスウェールズ州の気候変動・環境大臣ペニー・シャープ氏は述べた。

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